赤ちゃんは、雰囲気の変化を敏感に察知します。先ほどの産後鬱の話ですが、よくある症状では、おかあさんが突然涙が止まらなくなったり、何かが不安でたまらなくなって、泣き崩れたりという話はよく聞きます。赤ちゃんにもこの感情は伝わりますので、気を付けないといけません。

わたしは、子育てほど、対人関係やその他の事を教えてもらえる機会ってないのではないかと思えるほど、子育てからはいろんな事を学ばせてもらいました。自分が子供を持つ前は、気づかなかった事、自分はこんなにも相手の立場になってものを考える事が出来なかった事、我が子の気持ちひとつがわからないという状況に立たされた時、わかっていたつもりの友人や両親の言葉も、ほとんど理解してなかったのかなと、自分の浅はかさと傲慢さを恥ずかしく思ったのものです。

【赤ちゃんが教えてくれるもの】

母親の愛情は無償である・・・そう一般に表現される事が多いのですが、実際は違うように思います。与えてくれているのは、親ではなく、子供です。これほどかわいい子が、自分の子供であるという喜び、元気ですくすく育っていってくれる感動もそうですし、なにより目があったりして笑ってくれると、涙が出るほどうれしい時があります。

赤ちゃん自身は特に何が出来るわけではありません。しかし、ただ存在してくれているだけで、わたしたちにこれほどの希望と勇気を与えてくれる。これが、家族というものであり、愛情の絆というもなのだと教えられました。

産後うつで苦しんでいた時も、おかあさんを目で追ってくれる赤ちゃんの姿を見ていると、なんともいとおしく、そこには守ってあげないといけないという責任感や、命に代えてもこの子を守り抜こうという、使命感も生まれてきます。育児をしているというのは建前で、表面上の話で、本当は、親の方が子供に成長する機会を与えてもらっているのかもしれませんね。

【理想的な育児について】

上記のように、赤ちゃんの存在自体に感謝し、生まれてきてくれた事に感謝し、今日も元気でいてくれる事に感謝する事が出来れば、その気持ちが赤ちゃんにも伝わり、双方にとって理想的な負担のかからないバランスのとれた関係が築く事が出来ます。
育児からこれだけのことを学ばせてもらっているという事に速めに気づく事が出来れば、これほど、価値のある人生勉強はないと思います。人間ひとりの命を、育て上げるというものすごい仕事を天より与えられたわけですからね。